
2017.12.02善管注意義務
甘く見ると大変な事に①
師走に入りました。
今年は季節の進行が早いようで、例年よりも寒い日々が続いております。
寒さが進むと増えてくるのが『結露』に関するトラブルです。
しばらく放置してしまいました。
このところ体調がすぐれず(のどをやられ、マスクが手放せない状態でした)、
またその間に管理・リーシングの業務が立て込んだためでした。
ようやく体調も戻り、業務の方も落ち着いいてきたので再開いたします。
今回選んだテーマは「結露」です。
この時期寒くなると、当然暖房を使用されると思います。
その時、外気で冷やされた窓ガラスに室内の暖められた空気が触れることにより、
空気中の水分が水滴となってガラス面に付着する現象です。
夏場冷えた飲み物が入ったグラスに水滴が着くのと理屈は一緒です。
しかし、たかが「結露」と思っていると、大変な事態を招くこともあります。
実際にあったエピソードを一つご紹介します。
以前に、連棟式の倉庫物件を楽器の保管用としてお客様にご紹介したことがありました。
夏場に契約・ご入居されたのですが、
翌年の2月頃、お客様から突然「解約することにした」と連絡が入りました。
理由を伺ったところ、隣のテナントが原因で発生した「結露」でした。
(構造上は天井まで仕切られてますが、あくまで倉庫ですので、それなりの造りです。)
契約時には「保管用倉庫」とだけ聞いていた隣の区画ですが、
実は熱帯魚の飼育・保管が行われておりました。
水が大量にあるところで暖房を使用したため、室内は「高温多湿」状態に。
空気が冷えている隣の区画で結露が発生し、壁や天井から大量の水が垂れてきたそうです。
最初は(ありがちですが)雨漏りかと思ったそうですが、管理会社も入れて確認し、
隣のテナントの使用方法が原因で発生した「結露」と判明したそうです。
管理会社も予想・把握していなかったようですが、
結果、楽器類に多大な被害が発生。
契約解除と同時にテナント・管理会社を相手に損害賠償を請求する事態となりました。
仲介した手前とても後味が悪く、今でも「結露」というと必ず思い出されます。
次回、「結露」の対策などご紹介したいと思います。