2018.06.16設備
水道局から漏水の連絡
管理ビルの水道メーターは、各テナントごとの子メーターは管理会社が検針をしますが、
直接契約しているテナントやビル全体のメーターは水道局で検針をします。
この時に、漏水などの異常を指摘されることが時折あります。
今回も漏水の疑いありとの連絡を受け、対応して来ました。
水道局から連絡があったのは、都内にある駅前の管理ビルについてでした。
1階はチェーン展開しているそば屋さん(最近、某女性タレントがお気に入りということで話題のお店です)で、
上階はオーナー様の住居になっています。
始まりは先月の検針の際に、検針員の方が、水道メーターのパイロットが進んだり戻ったりしているのを発見したことからでした。
空気が入っているようなので、メーターのそばに「逆止弁」を設置させて欲しいとのこと。
すぐにオーナー様、テナントさんに連絡、日程を調整し工事日を決めました。
ところが工事の当日、全館の水の使用を停止してもらったのですが、
メーターが微妙に進んでいて止まらない為、漏水の疑いありと判断され工事も中止となった次第です。
(漏水が改善してからでないと、水道局としては「逆止弁」を設置出来ないそうです。)
オーナー様にその旨報告。
当社手配の業者で漏水調査をすることとなり、昨日の午前中に行ってまいりました。
先ずはテナントさんとオーナー様に水の使用を止めてもらってメーターを観察。
するとパイロットが行ったり来たりしながらも、少しずつ進んでいるようです。
そしてオーナー様宅の水回りを点検したところ、トイレで1ヶ所、僅かではありますがタンク内で水が垂れている箇所を発見。
一見、「これでメーターが動くの?」という感じなのですが、業者さん曰く「このくらいでも動きますよ。」
事実、トイレの給水を一旦止めて再度メーターを見に行ったところ、相変わらず行ったり来たりしているため分りずらいのですが、進まなくなったように見えました。
また時折、急にパイロットが回り出すこともあるのですが、恐らくはそば屋さんで使用している製氷機の水の補充でしょうという結論に。
(水道の使用は止めてもらいましたが、設備までは停止してませんので。)
パイロットの動きが安定しないので何とも言えませんが、これ以上は建物の床・壁を剥がしたりする必要も出てくるため、調査はここまでとしました。
元々メーターの回り具合(漏れ具合)も極僅かでしたので、費用対効果を考えると妥当かと思います。
(そもそも水道の使用量が跳ね上がったり、料金に影響がでている状況でもないので、多大な費用は掛けられません。)
水道局にも調査内容を報告し、トイレの改修まではするけれど、
これ以上の調査は出来ないため、現状のまま様子をみてもらうことで納得してもらいました。