
2018.07.14契約
ちょっと変わった賃料改定交渉
テナントビルの場合、入居者さんも商売で借りている以上、賃料の値下げ交渉はよくあることです。
賃料改定交渉にまつわる話は本ブログでも何度か登場しています。
しかしながら、今回テナントさんから提示された条件はちょっと変わってました。
西日本の豪雨から約1週間が経ちました。
今日の時点で死者は200人近くにのぼり、行方不明者もまだ多数おられるとのこと。
「平成最悪の豪雨災害」となったようです。
前回のブログ(関連記事にリンク)にも書きましたが、各管理ビルのハザードマップの見直しを始めました。
また会社からも、「有事の際に管理会社としてどう動くのか?」を検証しておくよう指示がありました。
テナントさんへのフォロー体制など、各設備関連の協力業者さんにも相談しながら進めようと思います。
※写真はイメージです。
自治体によってはスマホアプリで情報提供しているところもあります。皆様もお住まいの地域について一度お調べになることをお勧めします。
話題は変わります。
先日テナントさんからの賃料交渉があったのですが、出された条件が少し変わったものでした。
物件は郊外の駅前ビルの1階店舗。
テナントさんはもう10年近く入居いただいている大手の物販チェーン店さんで、
ロータリーに面した立地もあって“そこの”お店は繁盛しているそうです。
・・・が、大企業さんほどよくあることで「全体の帳尻合わせ」のため、
売上好調店といえども賃料交渉の対象外とはならない様です。
「一応、オーナーに打診してみるので、要望を書面で下さい。」と担当者さんに依頼。
そして数日後に届いた書面には、変わった条件が書かれてました。
要約すると、
①案:賃料減額〇〇%希望
②案:①案が受け入れられない場合の代替案として、平成30年〇月より賃料月額〇万円の増額。
その代わりに平成30年〇月の1ヶ月間はフリーレントとする。
テナントさんから値上げの要望をいただいたことはこれまでにもありましたが、(これは別の機会にでも書きましょう。)
「契約期間中にフリーレントと抱き合わせ」でというのは、私は初めてでした。
(詳しくは書きませんが、短期的に利益を出す必要があるそうです。)
担当者さん曰く、「オーナー様の収益と物件価値がアップ」するので、都内などではいくつかまとまったそうです。
取り敢えず次回の更新時までで計算すると、確かに僅かながらオーナー様の収益アップにはなるようです。
そんな訳で、オーナー様も①案は即却下、代替の②案には一旦乗りかかました。
ところが、弊社からリスクヘッジとして「早期解約時の違約金に関する条項(もし、更新前に退去する時は、フリーレント分は返してね)」を覚書に入れるよう掛け合ったところ、テナントさん側でNGとなったため結局はまとまりませんでした。
「値下げ」一本ではなく、今後も何かトリッキーな交渉をしてくるテナントさんが現れるのかも知れませんね。