連絡が入ったのは昨日の午後でした。
郊外のターミナル駅前、繁華街にある管理ビルのテナントさんより
「ビルの外壁パネルが剥がれて落ちました。
隣のビルとの間に落ちて、お隣の雨どいを傷めた様です。」とのこと。
隣のビルとの間は人が通行するような場所ではないため、幸いなことにケガ人などは出なかった模様。
即、オーナー様に報告し、お近くなので現場をご確認いただくようにお願いしました。
その間に当社のスタッフも現地へ向かいます。
その後の報告によると、剥がれ落ちたのは化粧タイル(1枚が結構な大きさ・重さです)が4枚。
場所は店舗(ゲームセンター)入口脇の角で、側面側だったのが幸いでした。
常に人通りの絶えない場所なので、もし正面側だったらと思うとゾッとしました。
落下した直接の原因は分りませんが、既存の外壁(レンガ)との接着に問題がありそうとのこと。
下地を平らにならすなどすることなく、数ヶ所接着剤(写真中の灰色のかたまり)を入れただけのようです。
「どうしてそのような施工になったのか?」は、現段階では分っていません。
(原状回復を考慮したのでしょうか)
それにしても、よく「東日本大震災」を耐えたものです。
現地ではオーナー様と打合せし、すぐに補修の手配を取らせていただきました。
併せて、同様のタイル張り部分を再度点検してもらうように依頼。
もちろん、お隣の雨どいも補修しなければなりません。
また、完了するまではタイルの下をお客さんが通らないように、
入口の制限、三角コーンの設置と貼紙をテナントさんにお願いして来ました。
私たちも日頃、テナントさんから工事の申請を受けたり、またオーナー様の依頼で工事を手配したりする機会が多々あります。
しかしながら思い返すと、完成イメージや図面などを業者さんやテナントさんから提出いただきますが、
設置・施工方法の詳細までは記載がないケースがほとんどです。
また私たちも、建築に関しては専門家ではないので、チェックするにも限界があります。
基本的には施工業者さんを信用するしかありません。
ただ今回のことで、看板の設置等については、今後はより慎重な確認が必要だと感じました。