暫く放置してしまいました。
決して多忙を極めていたわけではなく、かと言ってさぼっていた訳でもございません。
実は何(?)十年ぶりにインフルエンザ(A型)にかかってしまい、1週間ほど寝込んでました。
仕事に復帰はしたものの、何日も高熱が続いた頭ではなかなか文章を書ける状態まで回復しなかったもので。
また本日よりお付き合い下さい。
以前、保証会社に「入ってて良かった」という、明渡し訴訟に関するエピソードを書きました。
今回はその完結編です。
前回は、保証会社から明渡し訴訟を提起されたところまで書きましたが、
その後10月末に判決が出て、11月にその判決が確定となりました。
(ここまでは保証会社にて全て対応)
12月の中頃に強制執行の『催告期日』を迎え、部屋の扉開錠のために私も立ち会いました。
執行官が室内に呼び掛け、不在を確認して開錠・立入。
室内の荷物などを確認し、断行日に手配する車などを見積もります。
最後に1月初旬の『断行期日』までに
「自ら明渡しをするか、それが無い場合は強制的に運び出しますよ。」
という内容の催告書を室内に差し置きます。
(室内やポストの様子から、入居者は恐らく判決確定もまだ知らない様子でした。)
そして先日、ついに強制執行断行日を迎えました。
(ちょうど私はダウンしてましたので、他のスタッフに開錠・立会いをお願いしました。)
催告日に確認済みでしたが、荷物もそれほど多くは無く、運び出しは速やかに終わったそうです。
後はリフォーム、敷金の精算(残金は保証会社へ渡します)といった通常の退去と同じ流れになります。
今回は保証会社が原告であったため、貸主が金銭面や煩わしさの面で大きな負担を負うことなく、
悪質な入居者を退去させることが出来ました。
つくづく「保証会社に入ってて良かった」と実感した事件でした。