2017.08.01契約
賃料交渉
政府・日銀の筋書き通りには景気が上向かない状況が続いております。
経営者としては、日々のランニングコストは1円でも抑えたいところでしょう。
そんな景気も反映してでしょうか、
このところテナントからの賃料減額の相談が相次いでおります。
このところテナントからの賃料のご相談案件が続き、
各社ご担当者様との面談の機会が増えました。
内容はオーナー様に減額の交渉をして欲しいということです。
テナントの業種はサービス・物販・福祉系など様々です。
理由については各社表現は変わりますが、要するに
「業績が厳しいのでオーナー様にご協力いただき、賃料を下げてください。」
というものです。
(いつもながら「オーナー様のご協力」という言葉には違和感を感じてしまいます。テナントの業績不振をカバーするために、なぜオーナーが協力する必要が?)
また面談の中では
「このままではいずれ退去する可能性もあります。」(そうなるとオーナーも困りますよね?)
というニュアンスのご説明も度々。
当社の対応としましては、
先ずはテナント側から願入の書面を受取り、事情(言い訳)をお聞きします。
そして最も客観的な資料として、
対象物件の賃料について近隣相場との比較調査を行います。
また、これまでの経緯(例えば「契約時に交渉に応じて安く貸した」など)を紐解くなどして、
判断材料と併せてオーナー様にご報告いたします。
一連の交渉結果につきましては次回ブログにて。