2018.03.02契約
賃料交渉再び
平昌オリンピックの興奮は一段落しましたが、活躍した選手たちの地元などはまだまだ盛上がっているようですね。
華々しく見える裏側で、各選手たちはスポンサー探しで苦労しているそうで、スポーツの世界でもお金に関する話は避けて通れないようです。
オーナーとテナントの間でも熱い戦いが繰り広げられます。
年度末ということもあってか、ここ最近テナントからの賃料値下げの要望が相次いでいます。
ちょうど半年くらい前(中間決算ですね)にも、同じテーマで書いてました。
やはりそれほど世の中景気は良くないのでは、と改めて感じます。
(個人消費、物価上昇率が伸び悩んでいるように、結局、景気が良いのは「株」や「仮想通貨」など、
別の次元の話なのでしょう。)
テナントさんによっては、本当に申し訳なさそうに相談に来られ、
思ったほどの値下げが勝ち取れなくても、
何度も何度もオーナー様への感謝を述べて帰られる方もおられます。
以前あるテナントさんが「賃料」を「売上の中から先ず真っ先に確保すべき費用」
と言ったことが思い出されます。
「大家さんにご迷惑は掛けられない。」ともおっしゃってました。
皆さん仕方なく相談に来られるのでしょうが、
気持ちのどこかには上記テナントさんと同様のお考えは持っていて欲しいものです。
(残念なことに、そんな考えは微塵も及ばないどころか、
立場が逆でしょというような態度で来るテナントもいたりします。)
賃料は固定費ではありますが、当然、借りる側がコントロールする(出来る)部分ではありません。
改めて書きますが、賃料はオーナー様にとっては大事な収入源です。
オーナー様の収入を削る前に、
「貴社の人件費削ったのですか? あなたの給料減ってますか?」
と聞いてみたいものです。
(もちろん聞いたことはありませんが、実際に身を削り、削られているような人はほとんどいないと思われます。)
テナント側も人員(材?)確保の為、人件費や福利厚生費は逆に上げざるを得ない状況もあるのでしょう。
とはいえ、賃料値下げをあまり軽く考えて欲しくはないものです。