今回、結果的に減額に応じたオーナー様はおられませんでした。
理由は
「現状でも近隣相場より安い」
「ビル内の他の店舗とのバランス」
「前回更新時に値下げしたばかり」
「景気が良かった頃、賃料上げたい時期もあったが応じてもらえなかった」etc...
いずれも妥当なご意見・ご判断と思われます。
もちろん、近隣相場など客観的な基準も踏まえて考察されておられます。
(ご近所付合いもあって、私たちより余程お詳しかったりされます。)
交渉に関して、特に大手テナントのご担当者様は、
社命を受けて相当の覚悟で望んで来られます。
最近では賃料交渉専門の部署があったり、別会社を作ったりという動きもあります。
(成果=減額金額に対する歩合給などあるのでしょうか。そんな意気込みが伝わってきます。)
そうかと思うと、古くからお付き合いのある担当者の中には、
とても申し訳なさそうな感じで来社され、
「大変心苦しいのですが」という感じでお話しいただく方もおられます。
そんな場合、心情的にはつい協力してあげたくもなってしまうのですが・・・。
とは言え、オーナー様にとって賃料は生活を支える大事な収入源です。
オーナー様の資産を守り、
また資産形成のお手伝いをさせていただくのも我々の大切な役割です。