2017.08.28設備
サッシ周りからの雨漏り(改修編)
サッシ窓の周りを外側から、じっくりご覧になられたことはありますか?
大抵は窓枠と外壁の隙間がゴム状のもので埋められていると思いますが
これがシーリング(コーキング)と呼ばれる防水です。
当然、ここが劣化しますと雨漏りの原因となります。
前回(『サッシ周りからの雨漏り』)の続きです。
その後、サッシ業者を手配し、
数日後に雨が降ったタイミングで現地調査をしてもらいました。
結果はサッシ側のパッキンは問題なしでした。
また、水が滲み出す箇所が窓枠の室内側と壁の継ぎ目辺りであったため、
外壁から入り込んでいる疑いが高いとのこと。
晴れた日に現地確認に向かうと、
サッシ周りのシーリングが劣化し隙間が出来た状態でした。
実はこちらのビル、
現在大規模修繕工事を計画中で、見積りをオーナー様にご検討頂き始めたばかりです。
勿論、防水含めた外壁の補修も行う予定ですが、実際の工事開始は早くても数か月先になります。
オーナー様と相談の結果、
今回はそれまでの間の応急処置を施すことにいたしました。
先ずは見積り依頼した業者に相談。
ところが足場の設置なしでは出来ないとのことで、
『応急』にしては想定以上の見積もり金額でした。
そこで、以前から小修繕などを依頼している地元の塗装業者にダメ元で相談。
現地見てもらった結果、足場なしで窓から乗り出して作業可能、
しかも人工代程度でやっていただけることに...(感謝)。
あくまで応急ではありますが、先日施工完了しました。
他の箇所も同様に劣化しているのは間違いないはずですので、
早々に大規模修繕工事を進める必要がありそうです。