先述のとおり、弊社の管理物件には、大手チェーンのファミレスから個人経営の居酒屋まで、
実に様々な業態の飲食テナントが入居していて、
コンビニなど物販店舗も含めると、食べ物を扱うテナントさんの数はさらに増えます。
詳細は伏せさせていただきますが、先週、あるビル1階のテナントさんから
「ネズミが毎日のように発生している。」という連絡が入りました。
すでに駆除業者を手配し、店舗内は調査済み。
ビル屋上から配管などを伝っての侵入も考えられるので、
普段閉鎖している屋上を調査させて欲しいということでした。
居住用物件で「ゴキブリ発生」のクレームは、過去に何度かありましたが、
「ネズミ発生」は私にとっては初めてです。
会社の管理に関する記録をざっと探してみましたが、やはりネズミの対応は過去に無さそうでした。
これだけ多くの飲食テナントが入居しているのに、そんなものでしょうか?と疑問が残ります。
①本当に発生していない。(築浅のビルなどでは侵入経路がないのでしょう。)
②発生しているが、気づいていない。(今回目にしたネズミの「フン」は想像以上に小さかった。)
③発生しているが、自分で対処し、弊社へは連絡されなかった。
(ゴキブリの場合で考えますと、これが基本かなとも思われますが...。)
きっと3つのうちのどれかなのでしょう。
今回連絡をいただいたのは、屋上の調査に立ち会って欲しかったのと、
店舗の外部に対処工事が必要な場合の相談(費用負担含む)のためでした。
駆除・対処工事の費用については色々な考え方があるようですが、
先ずは侵入経路の特定とどんな対策が必要なのかによって判断したいと思います。
果たして、調査の結果、怪しいと思われる配管が見つかりました。
以前使用していた空調ドレン管で、1階店舗の天井裏まで通じていて、
屋上の「入口」付近にはかじったような跡がありました。
後日、詳細な報告と改修の提案をいただく予定です。
オーナー様には当日の調査報告をし、場合によっては費用のご相談をさせていただく旨お伝えしました。
そういえば、10月11日に豊洲市場が開場しましたが、
これから取り壊す築地市場から、1万匹ともいわれるネズミが銀座に大移動するのではという懸念があるようです。
今回のビル周辺も、最近建替えが盛んに行われていて、それも原因の一つなのかも知れません。
幣社にとってもレアな事例ですので、記録の意味も込めて、進捗があったらまた書いてみます。