2017.09.16設備
大規模修繕工事 ~Yビル①
「大規模修繕工事」と聞くと、最初に思い浮かぶのは「マンション」でしょうか。
管理組合が主体となり、長期修繕計画に基づいて行われます。
当然、商業ビルもマンションと同じように傷み・劣化は進みますが、
中小規模のビルオーナー様の場合、計画的に修繕を実施されるケースは少ないのでは...。
実はこの夏から、あるビル(Yビルとします)の大規模修繕工事に関わっております
Yビルは築30年、地上5階建て約900㎡の商業ビルで、市内有数の繁華街に立地しております。
1・2階は飲食店、3階不動産、4階美容室、5階はオーナー様が使用。
これまで水回りの配管やエレベーターなど、必要なメンテナンスは定期的にやられてましたが、
外壁の点検・更新を含めた本格的な改修は初めてとなります。
工程では今年の暮れ頃まで掛かる大工事となっており、
進捗などこれから徐々にご紹介できればと思います。
今回の修繕工事はビルメンテナンス会社の主導で進められます。
当社はこのビルに関して、主にリーシングや更新業務をその都度ご依頼いただいておりましたが、
(同オーナー所有の他の物件は管理も受託しております。)
この機会に日常の運営調整に係る管理業務もご依頼いただけそうです。
ところで、他の管理物件の中にも、そろそろ大規模修繕が必要なビルは幾つかあります。
もちろん以前からオーナー様と打合せをし、見積りをご検討いただくなどしておりますが、
掛かる費用が莫大なこともあって思うように進まないのが現状です。
当然、オーナー様もその必要性は充分ご理解いただいておりますが、
ご決断いただくまでには中々時間を要します。
管理組合主導で(ほぼ強制的に)進められるマンションとの違いはこの点でしょうか。