2019.07.20設備
応急措置 ~雨漏り対処~
雨漏りの対応は、本ブログで最も記事になっている管理上の課題かも知れません。
その後、解決したものもあれば、新たに発生し対処中の雨漏りもあります。
昨日は、応急措置的な工事に立ち会ってきました。
梅雨時に入って、管理ビルのテナントさんからの雨漏り連絡は今のところ2件です。
今日は、そのうちの1件についての対処の話です。
雨漏りが発生したのは、1・2階が店舗、3階から上が住居
というビルに入居している1階の物販店舗からでした。
実はこちらの区画、以前にも雨漏り発生したことがあり、
直近では2年前に対策工事を行っています。
天井裏のコンクリートスラブのヒビから水が浸み出してくるのですが、
その真上が2階のバルコニー付近になっていて、
2年前は怪しいと思われたサッシ窓周辺の防水をより強固なものにやり替えました。
しばらくは何事も無かったのですが、今年の5月末頃の雨で再び雨漏りが発生。
テナントさんは物販店舗で、一部の商品を傷めてしまいました。
すぐに業者さんと調査した結果、2年前の工事部分は問題無く、
サッシの継ぎ目からの浸水が疑わしいということになりました。
そこでサッシの水切りに数ヶ所穴を開けて、防水材を注入する工事を実施。
散水テストも行って階下への水漏れが起きないことを確認したのですが...。
先週末の雨で、雨漏り再発の連絡が入りました。
再度現地を調査したのですが、これといった決定的な原因は見当たりません。
唯一怪しいと思われたのは、雨漏り箇所の近くにある「避難ハッチ」で、
周りのモルタルが劣化して水が浸透している可能性がありそうです。
これについては、近々修繕工事を実施することとなりました。
しかしながら、これで解消するとは限らないため、先ずは室内の雨漏り箇所に雨受を設置して、
ホースで屋外へ逃がす応急措置を施すことになり、昨日現場で立会ってきました。
これで取り敢えずは、店内に漏れてくることは無いはずですので、
管理会社としても一安心(のはず)。
あとは、根本的な解決を図りたいところです。