2023.03.22設備
管理ビルに於けるキュービクルの不具合による停電事故の危機!
キュービクルの故障した場合、ビル内の停電だけでは収まらず、最悪の場合は当ビル周辺一帯が停電する波及事故となり、数千万円に至る損害賠償請求を受けることが有ります。保安技術者の報告に基づくキュービクルの更新工事(UGSの設置含む)が注目されております。
キュービクルの保安技術者さんから月次点検にて下記の連絡を受けました
2月10日金曜日
【事象】
・LBS中線1次側(ヒューズ固定部)で焦付き不具合事象
※中線上部、ヒューズ固定部で接触不良が発生しているものと想定されます。
【今後の対応】
・ヒューズ溶断によるビル内停電が想定されるため早期に改修が必要です。
※ヒューズ固定部が変色していることから場合によっては、LBSの取替が必要かと思われます。
①昨年3月に設備の更新工事を実施した電設会社さんに写真検分(または現場超)を見て頂き、瑕疵担保責任にあたるかご判断頂きたい
②また、取替作業については、高圧接近作業となることから、保安技術者の立会が必要です。UGSにて停止・送電操作をさせて頂きます
その後、キュービクル内の設備更新をした電設業者さんにて確認し
その時点では原因がLBS自体の不良なのか施工の不具合なのかは不明でしたが
一旦は瑕疵担保責任として無償の対応となるとのことで家主様のコスト的なリスクは回避出来ました
調査した結果としてLBSに問題が有ることが判りましたが
しかし在庫が無く納期待ちの状態になりました
また、交換作業時は一時停電になるため納期が確定してからの工事日程調整とのことです。
ビル内の停電を防ぎたいことは勿論ですが、
最悪の場合は当ビル周辺一帯が停電する波及事故となり
数千万円に至る損害賠償請求を受ける懸念が有りましたので大至急の工事が必要でした
不幸中の幸いにも昨年の更新工事にてUGSを設置していいたので近隣への波及事故は防げるとのことでした
ビル内の停電事故を回避する方策について主任技術者に確認しましたが
応急処置の様な手立ては無く
やはりLBSを交換するしか無いとのことです
しかしながら、更新から10ヶ月ほど掛かって今の状態になっていることを勘案しますと
急に停電事故になるほどの焼付きが起きることは考えにくいとの専門家の意見も頂けたので少し安心しまして
LBSの段取りもつき、発生2週間後の2月24日
漸く交換工事を終えることが出来ました
家主様へ御報告し安心して頂きました