2017.07.25設備
雨漏り?
今年、九州方面では災害が発生するほどの豪雨もありましたが、
関東の方はいわゆる「空梅雨」だったのではないでしょうか。
それでも何日かは台風並みに荒れた日もあり、
「雨漏り」の連絡を受けて出動した回数は平年並みだったような気がしてます...。
今年も関東地方の梅雨が明けました。
平年より2日、昨年より10日も早かったようです。
今年の梅雨時期は、
通勤や帰宅時に雨でびしょ濡れになった記憶もほとんどなく
晴れて暑い日が続いた印象でした。
(そう言えば、休みの日に限って荒模様だった気もします。
日頃の行いが良いのか悪いのか...。)
梅雨が明けた途端に、荒川水系で取水制限も始まりましたが、
今後の水不足が心配です。
そんな空梅雨にも関わらず、
管理物件での雨漏り発生の連絡は減ることもなく
平年並みの出動回数を数えました。
ところで、
「雨漏り」と思ったら別の原因による「漏水」というケースも結構あります。
よくあるのが、天井裏にある給排水管や空調冷媒管からの漏水。
風の強い日はダクトや換気口から逆流して吹込んでくることもあります。
また、雨漏りと勘違いされるほどの「結露」であったことも。
これらの場合、対処や改修も「雨漏り」の場合より軽微で済むことがほとんどなので、
調査の際は(希望を込めて)先ずこれらの可能性から疑って掛かります。
実際に雨漏りが発覚した場合、
その原因は大抵「外壁」、「屋上(屋根)」の防水の劣化・不具合であって
大がかりな改修が必要となります。
オーナー様にとっては懐の痛むお話しですが、
テナント様に大損害を与える前に計画的な修繕を行うことで
結果的に急な出費も抑えられるものと思われます。